独身時代によくやっていた適当ドライブを数年ぶりに敢行。スケジュールの都合で、昔のように適当に出かけるのではなく、出張帰りのルートを大幅に改編して実行したが、若さにかげりが出てきたのか相当疲れた。
今回ルートに選んだのは、国道239号である。北海道の道北地方をすっぱり一文字状に切り裂いている。網走〜留萌が本来の路線だが、重複区間が多く、実際に239号としての道は興部から名寄を通って士別から苫前まで抜けるルート。ここの全線走破をしてみようと思った。以下記録。
16日12時に興部到着。前日夕の気象台予想(昼前から晴れ)を見事に裏切るものすごい霧雨。牧場地帯はすぐに森へ変わり、興部川沿いを右に左にカーブするがそれほど急ではない、ほどなく西興部到着。
上興部にある道の駅で名物としたいらしいエゾシカ肉の弁当(¥800)を食べた。ご飯の上に錦糸卵が散らしてあり、其の上に焼いた鹿肉が7〜8切れ乗っている。自分としては鹿肉に塗られている味噌がイマイチだった。しかし西興部村にはこの調子で鹿肉の多様な提案をしてほしいし、「ドナルドソン弁当」もお待ちしています。
その後、天北峠を越えて下川へ。霧雨は止んだが、オホーツク海側の層雲がここまで入り込んで雲量9の曇り。下川を過ぎて上名寄あたりで晴天に変わり、急に暑くなってくる。ほどなく名寄に到着する。ここまでは車も少なく、ドライブとしては非常に快適。
名寄から士別は重複区間の国道40号を南下。トラックが数珠繋ぎでこれまでの快適さがオホーツクから流れ込む層雲のごとく消散。信号も多く、意外と時間を食った。
士別から右折して幌加内へ。一気に車が減る。というかほとんどいない。士別峠を割合あっという間に通過。わずかにある275号との重複区間を経て、いよいよ初めて霧立峠へ向かう。峠の両脇の山々は、まだ沢に積雪が認められて、なかなかきれいだ。
どんどん山が迫り、道路もきついカーブの連続となる。名前とは裏腹に快晴だった霧立峠はなかなかの絶景でものすごい緑の量に圧倒される。これは紅葉はものすごくきれいであろうと思った。ここから古丹別までの約40キロはひたすらうっそうと茂る森の中を抜けるカーブに次ぐカーブ。見通しのよいストレートがほとんど無く、追い越し可能となっている理由がわからない。非常に疲弊。
数十キロにも渡った森を抜けるとそこが古丹別だった。惰性で流すと快晴の下・青い日本海が目の前に広がり国道232号と合流。視程がよく、珍しくここから利尻富士が見えた。ここで午後3時20分。
感想としては、
・苫前から入って興部へ抜けるならこれほど疲れないだろうな
・古丹別〜幌加内間は、よくこんな所に道を作った
・西興部が意外にオアシス的存在だった
・よく、ここの道(苫前〜士別)が国道になったな、という不思議感
ちなみに霧立峠の近くには霧立沼というナゾの沼があるらしい。探検ファンにはお勧めか?
2007年06月17日
2007年06月22日
ねとい温泉
「湯よし、味よし、おかみよし」というフレーズに魅かれて、北桧山にある「ねとい温泉」に泊まってきた。
国道に看板が一つ。しかも何故かこの地域を訪れる人が圧倒的に多いだろう長万部方面から来る車にはみづらく、瀬棚方面から来る車に見やすい作り。
国道から田んぼの中をまっすぐ行くと、周りの農家とさほど変わらぬような感じの温泉旅館が姿をあらわした。
噂にたがわぬ、どっしりとしたおかみさんが登場。
ちょうど、渋谷の温泉スパ爆発事故があった後で、「ウチも温泉に天然ガスが混じって出るが、くみ上げるところから500mも離している。渋谷の事故なぞ信じられん」と話しておられた。
名物のジンギスカンを食べたかったのだが、大量のウニや取れたてのメロンを頂くうちに腹の隙間がなくなりギブアップする。宿は工事の人が泊まることが多いのか?作業服やジャージの連中が日本酒片手に食堂に集まり、ワイワイと賑やかな感じであった。
さて風呂のほうは、いい加減なものが一切無い。湯船と洗い場だけ。よくホテルにあるような、シャンプーや石鹸などの備え付けは見当たらない。ドライヤーはあるが、くしは無い。
お湯は熱めで湯船は深い。あまり長い間入っていられない感じで、熱さのランク的には中頓別の望岳荘に次ぐくらい。ちょっぴりヌルヌルして、確かに肌には非常によさそう。
部屋は和室で、昭和の民宿という作り。暑かったので扇風機でしのぎつつ休む。田んぼの中にあるだけあって、夜はカエルの合唱が非常ににぎやかであった。
でも何故かカエルって夜通し鳴いているのかと思ったら、日付が変わるとだんだん静まるのね。これは初めて知った。
国道に看板が一つ。しかも何故かこの地域を訪れる人が圧倒的に多いだろう長万部方面から来る車にはみづらく、瀬棚方面から来る車に見やすい作り。
国道から田んぼの中をまっすぐ行くと、周りの農家とさほど変わらぬような感じの温泉旅館が姿をあらわした。
噂にたがわぬ、どっしりとしたおかみさんが登場。
ちょうど、渋谷の温泉スパ爆発事故があった後で、「ウチも温泉に天然ガスが混じって出るが、くみ上げるところから500mも離している。渋谷の事故なぞ信じられん」と話しておられた。
名物のジンギスカンを食べたかったのだが、大量のウニや取れたてのメロンを頂くうちに腹の隙間がなくなりギブアップする。宿は工事の人が泊まることが多いのか?作業服やジャージの連中が日本酒片手に食堂に集まり、ワイワイと賑やかな感じであった。
さて風呂のほうは、いい加減なものが一切無い。湯船と洗い場だけ。よくホテルにあるような、シャンプーや石鹸などの備え付けは見当たらない。ドライヤーはあるが、くしは無い。
お湯は熱めで湯船は深い。あまり長い間入っていられない感じで、熱さのランク的には中頓別の望岳荘に次ぐくらい。ちょっぴりヌルヌルして、確かに肌には非常によさそう。
部屋は和室で、昭和の民宿という作り。暑かったので扇風機でしのぎつつ休む。田んぼの中にあるだけあって、夜はカエルの合唱が非常ににぎやかであった。
でも何故かカエルって夜通し鳴いているのかと思ったら、日付が変わるとだんだん静まるのね。これは初めて知った。